死にたがり日記

体調/日々の所感/ソシャゲのこととか

気圧のせいだから

最近外食をすることがなくなった。一人でさっさと食べて帰るならいいかと思って、外で食べて帰ってくることなんてザラにあったのに。胃の調子が悪いのもあるけどお店を選んで、料理を選んで、食べて、お金を払うという一連の流れが億劫すぎて直帰してしまう。咀嚼が面倒でご飯を食べたくないなあと思うことはしばしばあったが食べること自体に興味がなくなったことはほとんどなかったので怖い。でもなんやかんやで三食きちんと食べているし仕事もしている(驚くくらいの閑散期)。胃薬はよく効くが飲まなかったときの体調の悪さといったらないので、やはり一度胃カメラを飲まなければならなくなるだろう。嫌だ………前はどうやって治したんだ………そもそも不眠と胃痛が同時に現れたことはない気がするのだが………。

 

何がこんなにストレスなんだろうと内省するが自分を薄切りスライスしているのがまずいのだと思う。しかしそうしないと生きていけないのも悲しいながら本当のところで。日本のジェンダー観の悪いところを凝縮しました!みたいな会社で、「女」というラベルをつけられてなんかお茶入れたりコピーを取ったりするために飼われている自分。それを「良し」とする自分(自分だって何か大きなことの責任を飼い主であるところの「男」に押し付けているのだからこの会社の体制において利益を得ているのだ)。それを「クソ喰らえ」と思う自分(何回茶飲むねんこのお偉い方そんなに飲みたいならてめえらで淹れろ)(たぶんやり方さえ覚えればあの人の仕事だってできるのに)。シスジェンダー異性愛者に混じってあたかも「同じ」多数派であるようにふるまう自分(婚活?あーね…最近はね…。それより◯◯ちゃんの「彼氏」は?)。実のところあんなにたくさんあるセクシャリティの用語の何もかもに当てはまらないようなぼやけた存在である自分(シスジェンダーではあるのだと思う)(地球人を辞めたい)。ひとが好きな自分。人間を憎んでいる自分。自分が好きな自分。自分が嫌いな自分。知ってしまうと知らなかったことにはできないから乖離が生まれて、今わたしの中に何人いる?そういうボカロの歌あったな。十面相だったっけ。

 

なにってだいたい世界が悪いのだけど、だから本当は世界を変えるために怒るのが「正しい」ことなのだろうけど、一度自分の一部を適応させたところから拒絶されるのがとても怖い。わたしは小さい頃から変で弱い子だったので何回も何回も何回も何回も、異物を見るような目で見られた。その恐怖が染みついている。その度に自分を切り刻んで、すこし器用になってからは嘲笑されるまえに自虐することを覚えた。そこまでして、適応させておいて、今さら?とやっぱり思ってしまう。次の世代にはこんな思いさせたくないから?それならわたしもわたしのために怒ってほしかった。誰かに、適切なときに。

 

たぶん嫉妬なのだと思う。「正しい」ひとたちのアカウントを見ることができない。そのひとたちにもきっと普段の生活や葛藤や苦しみや悲しみや疲労があるのを分かっていながら、それでもやっぱり「わたしに持ってないものを持っていて、ずるい」と思ってしまう。ひどいやつだ。自分だってやればもっとできるであろうくせに、なにかと理由をつけてやらないのは最低。

それと、フェミニズムがどうしても自分のものとして浸透しない。そこで語られる「女性」の方よりも、「女性」を踏みつけている「男性」のほうに心が寄ってしまう。それはまあ、わたしが上で書いたような状況下で、フェミニズムの目指す社会を邪魔するような生き方をしているせいだと思う。松田青子さんの「持続可能な魂の利用」(まだ途中までしか読んでいないが)から引用するならわたしも「おじさん」なのだろう。それは内省すべきことだし、ネットで齧った知識しかないから勉強が足りないのは多分にある。だけど、語られれば語られるほど、この世には「男」と「女」しかいなくて、悪いのはすべて「男」(もしくはその身体を持っている人)である、みたいな言論が多すぎる気がする。わたしはそうでないことを日常生活において知っている。だからいつも、フェミニズムにふれるときは何か漠然とした違和感を覚えている。

こんな人権のない国、出ていきたいと言ってしまえる気丈さ。声をあげなければいないのと一緒だ、わたしたちは怒っていい、と言える強さ。いろいろな背景があるにしても特定の属性のひとを「悪」と決めつけ攻撃するひとたちに対する恐怖。

 

「連帯」という、わたしにとってあまりに遠い言葉。

 

正しいとか間違っているとかひっくるめて、三年後くらいに隕石が降ってきて地球が滅亡したらいい。日本は偉い人がたくさん集まっている例の施設から順番に滅びていったらいい。わたしはそれを見たあとわりとすぐ死んで、月か火星かに住む未発見の微生物とかに生まれ変わりたい。次は、人に迷惑をかけないものに生まれ変わりたい。助けてくれ。