死にたがり日記

体調/日々の所感/ソシャゲのこととか

コロナにかかった

題名のとおりである。職場の同じフロアから感染者が出ていたり、出張する人の出張先で感染者が出たりしていていよいよ近づいてきたな……と思っていた矢先、喉が痛くなり声が枯れはじめた。嫌な痛みだなあとコンビニで買ったのど飴を舐めまくっていたところ覚えのある関節痛。あれだ。ワクチンの時の副作用のやつだ。あれよあれよという間に発熱。翌日市のホームページを見ながら片っ端から発熱外来に電話をした。今思えば「軽症者は受診控えて」と言われているなか、たまたま家の近くの病院で診てもらえることになったのは幸運だった。検査の結果は陽性で、その日のうちにAmazonで色々買い物をした。実家からも飲み物など送ってくれるとの連絡。十日間の引きこもり生活が始まった。

笑うしかなかったのが、発熱したのが退職日の前日で、退職日の色々がパーになってしまったことだ。上司も「なぜこんな最後の日に……」と苦笑していた。なお自宅療養の期間が終わったので来週改めて書類など受け取りに行くことになった。とっとと終わらせておさらばしたいような、もうすでに自分の中では終わっているような……不思議な心地である。八年と四ヶ月勤めた。うち二回ほど抑うつ状態がひどくなり休職し、ここ一年は働けてはいたものの、双極性感情障害との診断がおり不眠や突然の希死念慮などに悩まされながらの通勤だった。良くしてくれた人は皆辞めていった。結婚したから、とか、妊娠したから、という人もいれば「こんなしょうもない職場とはおさらばしたるわ!」みたいな人もいた。そのたびにわたしも「たしかにここはしょうもない、辞めよう!」と思っていたのに、結局ずるずる勤め続けて今。せめて不眠くらいはどうにか治してから次の職場を見つけたい。こんなに長く、薬無しで眠れない期間が続くのははじめてだ。

話が逸れたが、療養期間のことだ。はじめのうちは咳がひどく、少し動いただけで息切れもするので不安だったが、処方された薬が良く効いて三日くらい経つと咳はほとんどなくなった。嗅覚障害がすこし(ひどい鼻詰まりというだけだったかもしれない、今も鼻詰まりが残っており匂いについてはちょっと感じにくい)、味覚は無事だった。びっくりしたのが体力の低下で、ごはんを食べたあと消化するのに全体力が注がれるのか毎食後倒れるように眠ってしまっていた。ごはん食べるだけでこんな疲れることある?今まではなかった。

Amazonでパスタなどを買い、実家からゼリーやパックの飲み物が送られてきた。食欲はすぐに回復したのでおかゆなどの出番はなく、ウーバーイーツを置き配設定にして何度か利用した。ネットスーパーというのがあるのもはじめて知った。今度動けなくなった時は利用してみようと思う。

ただ、「思いついてふらっとコンビニでお菓子を買う」みたいなことができないのがかなりのストレスで、甘味やジャンクフードをむしゃむしゃ食べる夢を何度も見た。眠りが浅いのかかなりリアルで、味こそしないものの食感はあった気がする。目が覚めて、そこが部屋のベッドだということが分かると無性に悔しくなり、暴れた。早くアイスが食べたい。

「軽症かつ重症化する懸念のない方なので保健所からの連絡はないかと思います……」との説明を病院から受けていて、不安に思いつつも「まあ保健所の人も忙しいものな……」と納得していたら療養始めと終わりの日の二回、しっかり連絡をくださった。体力が落ちているのでしばらくは気をつけて過ごしてくださいね、とのこと。気をつけます。